弁論期日及び報告集会・交流会のご報告(2016年2月22日)
弁論期日について
本日,金沢地方裁判所において,全国B型肝炎訴訟北陸訴訟の弁論期日が開かれました。
本日の期日では,原告19名(被害者数14名)の和解が成立しました。
また,新規提訴された原告の方と,今回の弁論期日で和解が成立した原告の方の意見陳述が行われました。
意見陳述では,新規提訴された方より,B型肝炎ウィルスへの感染に気付く機会が少ないことから,国に対し肝炎検査の義務化を望む意見が述べられました。
また,和解が成立した方の内,夫を肝がんで亡くした遺族原告の方より,夫を亡くした悲しみや怒りといったお気持ちが述べられました。
次回期日は,平成28年4月18日(月)午後3時からです。(次回は弁論の時刻が平時と異なりますのでご注意ください!)
原告の方は非公開の手続きを含めすべて出席・傍聴が可能です。
また,原告の意見陳述を含む公開の手続きについては,訴訟関係者以外の方も傍聴が可能ですので,提訴予定者の方や,提訴を検討中の方,及びそのご家族等も,ご興味がございましたら是非傍聴にお越しください。
報告集会・交流会について
期日後には,報告集会と交流会を開催いたしました。
まず,報告集会では,訴訟についての報告を行いました。
次に,弁護団からの報告として,これまで当原告団・弁護団で行ってきた活動の説明と,これにより肝炎検査費用の助成や障害基準認定緩和といった成果を得てきたことの報告がされました。
また,今後,更なる医療費助成や,B型肝炎を治療する薬の研究開発などを求めて署名活動を行う予定であることが報告され,署名への協力が呼びかけられました。
当ホームページをご覧になった皆様も,是非ご協力ください。
その後,原告の方々の交流会を行いました。
今後も,弁論期日終了後,報告集会・交流会を開催してゆく予定ですので,ぜひご参加ください。
なお,次回の交流会は弁論の時刻が午後3時からとなることに伴い,弁論期日前に行いますので,ご注意ください。
本日現在の提訴者数と和解者数について
本日の和解により,全国B型肝炎訴訟北陸訴訟の提訴者数及び和解者数は以下の通りとなりました。
提訴者数:原告454名(被害者数402名)
和解者数:原告359名(被害者数311名)