弁論期日と報告集会・交流会のご報告
弁論期日について
本日,金沢地方裁判所において,全国B型肝炎訴訟北陸訴訟の弁論期日が開かれました。
本日の期日では,原告46名(被害者数40名)の和解が成立しました。
ま た,今回和解された原告の方の意見陳述や,進行協議として,資料提出に関しての議論が行われました。
意見陳述では,肝がんが発症した上,B型肝炎に起因する肝性脳症にも罹った原告の方により,治療の苦痛や肝がん再発の不安,そして,肝性脳症による記憶力や注意力といった脳機能の低下により,日常生活において常に苦痛を感じていることが述べられ,肝がん・肝硬変治療への医療費助成や新薬開発への希望を訴えかけられていました。
次回期日は,平成27年12月10日(木)午後1時30分からです。
原告の方は非公開の手続きを含めすべて出席・傍聴が可能です。
また,原告の意見陳述を含む公開の手続きについては,訴訟関係者以外の方も傍聴が可能ですので,提訴予定者の方や,提訴を検討中の方も,ご興味がございましたら是非傍聴にお越しください。
報告集会・交流会について
期日前と期日後に分けて,報告集会と交流会を開催いたしました。
報告集会では,訴訟についての説明の後,過日行われた厚生労働大臣との協議の報告や,肝がん・肝硬変治療への医療費助成についての請願が採択されたことが報告されました。
また,今回の裁判期日には,大阪原告団の方々が傍聴に来られ,御挨拶がありました。
大阪でのパワフルな活動や,今後の課題,特に,原告団がより積極的に活動するためのアドバイスなどが話され,非常に参考になりました。
その後,大阪原告団の方々も交え,原告の方々の交流会を行いました。
今後も,弁論期日終了後,報告集会・交流会を開催してゆく予定ですので,ぜひご参加ください。
本日現在の提訴者数と和解者数について
本日の和解により,全国B型肝炎訴訟北陸訴訟の提訴者数及び和解者数は以下の通りとなりました。
提訴者数:原告405名(被害者数361名)
和解者数:原告311名(被害者数272名)