北陸(金沢)訴訟弁論期日及び報告集会・交流会のご報告

2016-06-27

弁論期日について

本日,金沢地方裁判所において,全国B型肝炎訴訟北陸訴訟の弁論期日が開かれました。

本日の期日では,原告7名(被害者数7名)の和解が成立しました。
また,今回の弁論期日で和解が成立した原告の方や,新たに提訴した原告の方の意見陳述が行われました。
意見陳述では,検査の無料化,医療費の助成や新薬開発を求める意見や,B型肝炎に対する偏見に苦しんできた事を踏まえ,国にかかる偏見の解消などを求める意見,孫にワクチンを接種させる事が申し訳ないと思う意見などが述べられました。

次回期日は,平成28年9月5日(月)午後1時30分からです。
原告の方は非公開の手続きを含めすべて出席・傍聴が可能です。
また,原告の意見陳述を含む公開の手続きについては,訴訟関係者以外の方も傍聴が可能ですので,提訴予定者の方や,提訴を検討中の方,及びそのご家族等も,ご興味がございましたら是非傍聴にお越しください。

報告集会・交流会について

今回の弁論期日では,期日前と期日後に分けて,報告集会と交流会を開催いたしました。
報告集会では,弁護団からの報告として,特措法の改正内容の説明と医療費助成等の請願採択についての報告がされました。
まず,特措法の改正については,給付金の請求期限が2022年1月12日まで延長されたことや,死亡又は肝がん・肝硬変の発症後20年が経過して提訴した原告に対する給付金額が定められたことなどが報告されました。また,医療費助成等の請願採択については,請願採択が,両院が内閣に対し発するメッセージとしての意義を有し,医療費助成の実現に向け大きく前進したことや,今後の目標として,医療費助成の早期実現や,B肝治療薬等の研究開発を促進することを求めて行くことなどが説明されました。
その後,原告交流会も執り行われました。

今後も,弁論期日終了後,報告集会・交流会を開催してゆく予定ですので,ぜひご参加ください。

本日現在の提訴者数と和解者数について

本日の和解により,全国B型肝炎訴訟北陸訴訟の提訴者数及び和解者数は以下の通りとなりました。

提訴者数:原告504名(被害者数452名)
和解者数:原告375名(被害者数327名)

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